2009年03月17日
高校合格!
今日は息子の高校入試合格発表日。
今年に入ってから息子が高校受験に対してだいぶナーバスになっていて嫁の言う事にいちいち反抗したり、イラだっていると嫁から何度かメールがあった。
家に電話をして息子に代ってもらうと
「高校の合格発表日に自分の番号が無かったらと思うと、死にたくなっちゃうよ。ホントもうなんだかすごく不安で・・・。気持ちが安定しないんだ」
と、真剣に悩んでいる様子だった。
「なぁ、仮に不合格になって何で死にたいと思うんだ?それってみっともないからとかか?だったらそんな事気にしなくていい。オヤジだったら全然気にしないし、お母さんだってきっとそうだ。自分に情けないって言うのなら今くよくよしないで、試験直前まで全力で勉強すればいいんだ。後悔する様な努力の仕方だから情けないって思うんだと思う。兎に角『人事を尽くして天命を待て』だ」
と何か勇気付ける言葉をかけてあげたかったが、やはり電話では限界を感じる。
「うん。わかったよ。人事を尽くしてみるよ」
と息子は返事をしてくれたが、やはり思い重圧の様なものに押し潰されそうになっているのが言葉尻から伺える。
あれから1ヶ月後息子は二日間の試験日程を終えた。
「試験終了おめでとう。オヤジもこっちで赤飯じゃないけどお汁粉作ってお祝いだ」
結果なんて後から付いてくるもの。とりあえず試験を無事に終えた息子の労をねぎらってあげたかった。
「ありがとう。今日の科目は結構手ごたえが有ったんだぁ」
「そうか。じゃ後は天命を待つだけだ」
「そうだね」
と息子が答える後ろのほうで、嫁が何やら文句を言っているのが聞こえた。
「ん?お母さん何を文句言ってるの?」
と息子に尋ねると
「知らない。じゃ代るよ」
しばらくして嫁が電話口に出た。
「も~酷いんだよ。私には今日のテストは全然ダメだったって言ってたのに・・・」
怒っている嫁には申し訳ないが笑ってしまった。
ずっと不在にしている夫の分まで息子の面倒をみているのに嫁は正直に話をしてもらえないのが悔しかったようだった。
「きっと、奴なりの優しさって言うか、サプライズをあげたかったんだと思うよ。奴らしいね。俺は気持ちよく分かるよ」
「そうなのぉ・・・」
と、まだ不満そうだったが、母親に対する男の子なんて気恥ずかしさから正直な気持ちが言えないもんだと教えてあげた。
そして、3月17日。会社は休みだったが日本は平日なので午前中事務所に行きメール処理をしていると嫁からメールが来た
「合格しました」
短い文書は、速く伝えたい証拠。
午後、家に戻ってから嫁に電話をすると、いつもとは違い声が弾んでいた。
息子に代るように言ったが寝ているとのこと。
「じゃ、ゆっくり寝かせてあげて。起きたらよろしく言って置いて」
と言って電話を切った。
二人ともお疲れ様。何も出来ない父親だったけど遠くから二人のガンバリに感謝しているよ。
2006年4月香港ディズニーランドにて
今年に入ってから息子が高校受験に対してだいぶナーバスになっていて嫁の言う事にいちいち反抗したり、イラだっていると嫁から何度かメールがあった。
家に電話をして息子に代ってもらうと
「高校の合格発表日に自分の番号が無かったらと思うと、死にたくなっちゃうよ。ホントもうなんだかすごく不安で・・・。気持ちが安定しないんだ」
と、真剣に悩んでいる様子だった。
「なぁ、仮に不合格になって何で死にたいと思うんだ?それってみっともないからとかか?だったらそんな事気にしなくていい。オヤジだったら全然気にしないし、お母さんだってきっとそうだ。自分に情けないって言うのなら今くよくよしないで、試験直前まで全力で勉強すればいいんだ。後悔する様な努力の仕方だから情けないって思うんだと思う。兎に角『人事を尽くして天命を待て』だ」
と何か勇気付ける言葉をかけてあげたかったが、やはり電話では限界を感じる。
「うん。わかったよ。人事を尽くしてみるよ」
と息子は返事をしてくれたが、やはり思い重圧の様なものに押し潰されそうになっているのが言葉尻から伺える。
あれから1ヶ月後息子は二日間の試験日程を終えた。
「試験終了おめでとう。オヤジもこっちで赤飯じゃないけどお汁粉作ってお祝いだ」
結果なんて後から付いてくるもの。とりあえず試験を無事に終えた息子の労をねぎらってあげたかった。
「ありがとう。今日の科目は結構手ごたえが有ったんだぁ」
「そうか。じゃ後は天命を待つだけだ」
「そうだね」
と息子が答える後ろのほうで、嫁が何やら文句を言っているのが聞こえた。
「ん?お母さん何を文句言ってるの?」
と息子に尋ねると
「知らない。じゃ代るよ」
しばらくして嫁が電話口に出た。
「も~酷いんだよ。私には今日のテストは全然ダメだったって言ってたのに・・・」
怒っている嫁には申し訳ないが笑ってしまった。
ずっと不在にしている夫の分まで息子の面倒をみているのに嫁は正直に話をしてもらえないのが悔しかったようだった。
「きっと、奴なりの優しさって言うか、サプライズをあげたかったんだと思うよ。奴らしいね。俺は気持ちよく分かるよ」
「そうなのぉ・・・」
と、まだ不満そうだったが、母親に対する男の子なんて気恥ずかしさから正直な気持ちが言えないもんだと教えてあげた。
そして、3月17日。会社は休みだったが日本は平日なので午前中事務所に行きメール処理をしていると嫁からメールが来た
「合格しました」
短い文書は、速く伝えたい証拠。
午後、家に戻ってから嫁に電話をすると、いつもとは違い声が弾んでいた。
息子に代るように言ったが寝ているとのこと。
「じゃ、ゆっくり寝かせてあげて。起きたらよろしく言って置いて」
と言って電話を切った。
二人ともお疲れ様。何も出来ない父親だったけど遠くから二人のガンバリに感謝しているよ。
2006年4月香港ディズニーランドにて